[REPORT] JEGT2026 Rd.2 OFFLINE Final
- 3 日前
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2026年7月19日(日)に行われた2026 AUTOBACS JEGT GRAND PRIX Series Round2にて、EBBRO RACING TEAMは1 vs 1の「ハイパースプリント」で敗北、シリーズとしてスーパーフォーミュラSF23では初めて行われた「セミ耐久レース」で6位となり、8pts/総合9位という成績を得ました。
Rd.2終了時点でのポイントランキングは、トップと32pts差の7番手となります。
■Rd.2ハイパースプリント:車両/EBBRO RT Dallara SF23

eモータースポーツならではの、2周で行われる1vs1のタイマンバトル形式「ハイパースプリント」。
Rd.2は開幕戦に引き続き廣野選手が担当します。
対戦相手は予選スーパーラップ2位のチームSPK e-SPORT Racing with TC CORSEの瀬田選手。
コースは挙手を行った観客によるくじ引きで決定され、ドイツのニュルブルクリンク・GPコースが選定されました。
このコースは何と言っても最終盤に待ち受けるシケインでのバトルが勝敗を決定付けます。
スタンディングスタートで幕を開けた2周のバトルは、先行スタートの瀬田選手がインを守って1コーナーに進入しますが、ラインが膨らんだ所を廣野選手がクロスラインでオーバーテイク。
まずは先制攻撃で瀬田選手を抑え込む形になりました。

しかし1周目のシケインで体制を乱してしまった廣野選手は瀬田選手の先行を許して2周目へ。
インフィールド区間では廣野選手の方が速く差を詰めますが、最終盤のシケインに向かうバックストレートで思うように差を詰められません。 アウト側からブレーキングを遅らせ勝負に出た廣野選手でしたが、遅らせ過ぎたことによりタイヤがロックアップし止まり切れず。
コースアウトしてしまい勝負あり。 開幕2連戦でハイパースプリントを担当した廣野選手でしたが、今回は勝利ポイントを持ち帰ることができませんでした。
2026 JEGT グランプリシリーズ Rd.2 ハイパースプリント結果
1 | ZETA DIVISION/奥本 博志 | REIGNITE/坂本 清尚 | 〇 | |
2 | SPK e-SPORT Racing with TC CORSE/瀬田 凜 | 〇 | EBBRO RACING TEAM/廣野 大弥 | |
3 | QT DIG∞/倉橋 勇斗 | MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE/加藤 達彦 | 〇 | |
4 | ARTA/堤口 直斗 | SCARZ/佐々木 拓眞 | 〇 | |
5 | KOSHIDO RACING/長 和樹 | WEINS/佐々木 唯人 | 〇 |
■Rd.2セミ耐久レース:車両/EBBRO RT Dallara SF23

JEGT史上初、スーパーフォーミュラSF23で行われるセミ耐久は、スパ・フランコルシャンを19周、ドライバー交代が義務付けされています。
加藤選手と中川選手が参戦し、スタート担当を希望した加藤選手が第1スティントを走ります。
JEGTのセミ耐久レースはレースレギュレーションが当日に発表されることが特徴の一つですが、今回はタイヤの摩耗が10倍、燃料消費倍率が1倍、初期燃料量が30Lで給油速度は1L/秒。タイヤはレーシング・ハードとウェット用タイヤ2種類のみ使用可能です。 また、天候はスタート時に小雨が降り、その後雨が止み曇り空が続くカスタム天候となりました


スタートの雨雲次第ではインターミディエイトタイヤでスタートするレースになる可能性もありましたが、本番では雨雲は少なく、10台全てがドライのハードタイヤを選択。
上位スタートの車両は、トラックポジションがレースを左右するフォーミュラカーでの耐久という事もあり序盤から激しくバトルを演じますが、スタートを担当した加藤選手は9番手スタートであることと、給油速度が1秒/Lの今回のレギュレーションでは給油速度が鍵になると読み、冷静に最初から燃費走行に徹しオープニングラップを10位で消化。 その後5周目に1号車QT DIG∞がケメルストレートエンドでクラッシュしたため9番手に上がります。
しばらくペースを抑えて周回を重ねますが、上位陣とのタイム差から燃費走行を続けるメリットが薄いのではと途中で作戦を変更。
8周目から反撃を開始し、先ずは54号車MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSEをオーバーテイクします。


上位陣の大半が9周目にピットインする中、EBBRO RACING TEAMは1周遅らせ10周目にピットイン。 加藤選手から中川選手へ交代し、タイヤも交換。燃料は12L給油しましたが、これは殆どのチームで差が無いピットストップタイムとなりました。
7番手でピットアウトすると背後に101号車REIGNITEが迫り、抑え込みたいところでしたが先行を許します。 ピットを遅らせたことでタイヤライフには余裕があり、101号車REIGNITEは14周目のケメルストレートエンドで捕えて再逆転。7番手にポジションを上げます。
ここから中川選手はプッシュを続け、5番手105号車SPK e-SPORT Racing with TC CORSEと6番手SCARZとの差を縮めていきますが、前走車の乱気流を受けるとダウンフォースが発生し辛くなるフォーミュラカーの特性からオーバーテイクを仕掛ける距離感までは縮めることができません。
最終ラップにスピンしてしまった105号車SPK e-SPORT Racing with TC CORSEが後退し、中川選手は6位でチェッカーを受けました。
戦略ミスやOTSを使用し仕掛けるタイミングを修正すれば、あと少しは順位を上げられたという反省はあるものの、SF23を使用するレースにおいて予選から3ポジションアップで終えられたことはミスの影響を最小限に留めた結果と言えるでしょう。
2026 JEGT グランプリシリーズ Rd.2 セミ耐久レース結果
Pos. | TEAM/DRIVER | POINTS |
1 | No.6 ZETA DIVISION/奥本 博志・鈴木 聖弥 | 25 |
2 | No.8 ARTA/杉守 翔平・辻村 亮介 | 18 |
3 | No.610 KOSHIDO RACING/久万田 崚・長 和樹 | 15 |
4 | No.9 WEINS/瀬川 彰斗・鷲尾 拓未 | 12 |
5 | No.52 SCARZ/佐々木 拓眞・西谷 翔真 | 10 |
6 | No.4 EBBRO RACING TEAM/加藤 陸・中川 隼人 | 8 |
7 | No.101 REIGNITE/岩田 和歩・坂本 清尚 | 6 |
8 | No.54 MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE/岡村 康平・植木 俊輔 | 4 |
9 | No.105 SPK e-SPORT Racing with TC CORSE/三宅 陽大・佐藤 真太朗 | 2 |
10 | No.1 QT DIG∞/今村 駿佑・小高 侑己 | 1 |
2026 JEGT グランプリシリーズ Rd.2 総合結果
Pos. | No. | TEAM | 予選SL | HS | セミ耐久 | 合計 |
1 | 6 | ZETA DIVISION | 3pt | 0pt | 25pt | 28pt |
2 | 8 | ARTA | 0pt | 0pt | 18pt | 18pt |
3 | 9 | WEINS | 0pt | 5pt | 12pt | 17pt |
4 | 610 | KOSHIDO RACING | 0pt | 0pt | 15pt | 15pt |
5 | 52 | SCARZ | 0pt | 5pt | 10pt | 15pt |
6 | 54 | MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE | 0pt | 5pt | 6pt | 11pt |
7 | 101 | REIGNITE | 0pt | 5pt | 4pt | 9pt |
8 | 105 | SPK e-SPORT Racing with TC CORSE | 2pt | 5pt | 2pt | 9pt |
9 | 4 | EBBRO RACING TEAM | 0pt | 0pt | 8pt | 8pt |
10 | 1 | QT DIG∞ | 1pt | 0pt | 1pt | 2pt |
2026 JEGT グランプリシリーズ Rd.2終了時点ポイントランキング
Pos. | No. | TEAM | Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | Rd.4 | Rd.5 | Rd.6 | 合計 |
1 | 6 | ZETA DIVISION | 25pt | 28pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 53pt |
2 | 610 | KOSHIDO RACING | 33pt | 15pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 48pt |
3 | 52 | SCARZ | 20pt | 15pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 35pt |
4 | 8 | ARTA | 13pt | 18pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 31pt |
5 | 54 | MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE | 15pt | 11pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 26pt |
6 | 9 | WEINS | 4pt | 17pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 21pt |
7 | 4 | EBBRO RACING TEAM | 13pt | 8pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 21pt |
8 | 105 | SPK e-SPORT Racing with TC CORSE | 2pt | 9pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 11pt |
9 | 101 | REIGNITE | 1pt | 9pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 10pt |
10 | 1 | QT DIG∞ | 6pt | 2pt | 0pt | 0pt | 0pt | 0pt | 8pt |
予選スーパーラップ、ハイパースプリントの結果も含めたRd.2の総合結果で、EBBRO RACING TEAMは9位となりました。 Rd.2終了時点でのポイントランキングは7位となります。 突然のウェットコンディションに苦戦し下位に沈んだ予選スーパーラップと、Rd.1と共に連敗となったハイパースプリントで落としてしまったポイントが悔やまれますが、シリーズはまだ始まったばかり。
次回は9月13日(日)オンライン開催となるRd.3。
EBBRO RACING TEAMの過去最上位は同じくオンラインで開催された昨シーズンのRd.4なだけに、ここで開幕2戦で生まれてしまったギャップを埋め、再びオフライン大会となるRd.4・5の神戸大会で皆様とお会いできるよう上位入賞を目指します。
■選手コメント

大可 明良:予選スーパーラップ担当
今回の富士オフラインラウンドでは、チームのサポート役に徹しました。
セミ耐久レースのレギュレーションとしては雨予報だったので、荒れた展開になるかと思いましたが、結果としては全周ドライタイヤでのレース。その中で3ポジションアップしてくれた加藤選手、中川選手には感謝しかないです。
ハイパースプリントはRd.1,2ともに落としてしまったので、チームとしてハイパースプリントで勝てる立ち回りや戦い方を再度研究して次戦以降挑みたいと思います。

廣野 大弥:ハイパースプリント担当
逃げられる展開を作ることが出来たかもしれない中で1つのミスで後手に周り、そこで焦り、冷静になれなかった事が大きな原因です。
2日間共に本当に情けないレースをしてしまい申し訳ない気持ちが強いです。沢山の応援、コース選択も嬉しかったです。なんとか結果で応えたかった。
負けて経験できることはもう全部したので、勝つ事で得られる成長を得られるように今後も努力します。
ありがとうございました!

加藤 陸:セミ耐久レース前半担当
事前の天気予報では雨となっていた第2戦、予報通りであれば9位スタートの我々も十分にチャンスがあったレースでしたが、結果的には雨が降ることはなく、非常に苦しいレース展開を強いられました。
燃料をセーブし給油で差をつける戦略も不発に終わり、全てが後手後手に回ってしまうレース運びで、第2スティントの中川くんには大変な思いをさせてしまったと反省しております。
純粋なペースではトップ勢に引けを取らないペースがあっただけに、非常に悔しいレースとなりました。
Rd.1、Rd.2を通して、EBBROらしくない保守的に行き過ぎたストラテジーを組んでしまい、応援して頂いた皆様の期待を裏切る結果となってしまったこと、本当に申し訳ありません。
チームとしても練習段階から確かにトップ争いを演じることのできるという自信を持って挑んだ今回のラウンドでしたが、結果としては2戦を終えて総合7位と厳しい週末になりました。
しかし、シーズンはまだ始まったばかり。この週末を経て私自身としてモチベーションはかなり高まったレースで、早く第3戦をやりたい!!という思いがとても強いです。
次戦以降は今回の経験も踏まえて更に速く、更に強いEBBRO RACING TEAMをお見せしたいと思っておりますので、引き続き4号車の応援、よろしくお願いいたします!

中川 隼人:セミ耐久レース後半担当
今回もセミ耐久を担当しました。
予選では9位と下位に沈んでしまいましたが、逆手に捉えれば失うものがない状況なので攻めていきやすい環境でした。
しかし決勝ではSF23特有のオーバーテイクのしずらさや接触などもありコース上ではポジションを上げることができませんでした。
それでもしぶとく生き残り、他チームのミスなども重なり最終的には3ポジションアップの6位で終えることができました。
僕自身のミスが多くありそれが無ければ5位まで追いつくことはできていたので悔しい気持ちが多く残っています。
2レースを通じて課題も見えてきたので今後のシーズンに活かしていきます。
たくさんの応援ありがとうございました!
引き続き応援していただけるように頑張ります。

岡田 衛:チーム監督
車両特性がチームごとに異なるGr.3車両を使用するレースと違い、Rd.2は全ての工程をSF23のワンメイクで行う訳ですが、ここで結果としては9位に甘んじてしまったのは想定外ではあります。
予選スーパーラップでのチームの準備不足と、ハイパースプリントでの連敗が尾を引くこととなってしまいました。
ただ、セミ耐久レース中に切り替えて作戦を変え、ポジションを上げてフィニッシュしポイントを増やして終われたのは、今大会だけでなくチームの成長としてポジティブな要素です。 現段階でトップと32pts差は小さくはないですが、とは言え後4戦もあるので諦める差でもありません。
オフラインでの経験の浅さが開幕2戦で出てしまいましたが、逆に言えばオンラインのRd.3はシリーズで一番実力を発揮しやすいラウンドですので、ここで一旦開いた差を埋めて神戸ラウンドでまた応援して頂いている皆様にお会いしたいと思っています。
富士スピードウェイ現地やYouTube配信で応援していただいた皆様、優勝予想でEBBRO RACING TEAMに投票いただいていた皆さま、ありがとうございました。
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