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​NEWS & REPORT

[Report] JEGT2025 RD.3 ONLINE

  • 2025年9月10日
  • 読了時間: 9分

2025年9月7日(日)、JEGT2025RD.3がオンラインにて開催された。


これまでのラウンドではなかなか思うような結果が出せず、苦しい状況のEBBRO RACING TEAM。


シーズン折り返しとなる今回のレース、選手の起用に至ってはチーム内ドラフトレースを開催するなど、確実にポイントを取りに行く布陣で挑む、まさに背水の陣だ。




予選スーパーラップ 車両/EBBRO RT Mazda RX VISION GT3 CONCEPT


予選スーパーラップのコースはマウントパノラマ、ドライバーの担当は中川選手だ。

前回ラウンド2ではチームに貴重なポイントをもたらした事もあり、期待を込めた抜擢でもある。


そして、チームの命運を背負った予選のタイムアタックがいよいよスタート。



全開加速でストレートを抜けた後、S字コーナーから続く連続コーナーを正確なステアリング操作で軽快にクリアしていく中川選手。


その後は高速セクションへと入り、タイトなヘアピンカーブに向けてハードブレーキで減速。

最終コーナーを立ち上がり、再び加速しながらフィニッシュラインを通過、渾身のタイムアタックだ。


タイムは 2:01.424 、全体順位では7番手となった。



もともとコースの特性上、Mazda RX VISIONでのタイムアタックは厳しい結果を予想していたチーム一同。

そんな中での7番手ポジション、今回のJEGTに挑むMazda RX VISIONの中では一番のタイムとなり、チームとしては上々の結果となった。



◆ハイパースプリント 第4レース 車両/EBBRO RT Dallara SF23


続くハイパースプリント、コースは富士スピードウェイ、ERTのドライバー担当は廣野選手。

そして対するはKOSHIDO RACINGの久万田 崚(くまた りょう) 選手。


ラウンド2で大きな反省となった廣野選手にとって、今回は挽回のレースでもある、緊張がチーム全体を包む中、いよいよラウンド3がスタートした。


スタート直後、相手の久万田選手がわずかに前に出る。

廣野選手は冷静に相手の真後ろにつけ、スリップストリームを最大限に活かす作戦に切り替える。



その後冷静に後を追う廣野選手、1周目の最終コーナーを抜け、2台は連なった状態でメインストレートに突入。


スリップストリームを駆使して一気に差を詰めようと試みる廣野選手だが、久万田選手の伸びのある立ち上がりに追いつく事が出来ず、最終ラップへと突入する。



2周目の1コーナー、先行する久万田選手がタイヤをロックして姿勢を乱し、その隙をインから攻める廣野選手。

しかしここでも前に出るまでには至らず、後ろ追う展開に。



その後も久万田選手がたくみに逃げ切る展開となり、勝負の行方は最終コーナーにもつれ込む。



そして最終コーナーを立ち上がった廣野選手、持てる力の全てを使って相手のスリップストリームに入り、グングンと加速、遂にゴールライン手前でマシンを横に並べることに成功。


実況からも「さあ、並んでいく!並んでいく!」と絶叫が響く。


しかし、本当にわずかな差で相手の久万田選手が先にゴールラインを通過。


廣野選手は惜しくもここで敗退となった。



レース序盤から徹底してスリップストリームを狙うクレバーな戦略を見せた廣野選手。


最後の直線で見せた追い上げは、この日一番のハイライトと言っても過言ではないほど白熱したバトルであった。

結果として敗れはしたものの、ドライバーの技術と度胸が光る、非常に見ごたえのある名勝負となった。



◆セミ耐久レース決勝 車両/EBBRO RT Mazda RX VISION GT3 CONCEPT


いよいよラウンド3最後のレース、コースは 富士スピードウェイ、担当ドライバーはERTのエース、加藤選手だ。

予選の中川選手の結果を受け、スタートグリッドは7番手からとなる。



そしてついにレースがスタート、開始直後の混乱に巻き込まれることなく、安定した走りでポジションを維持。

上位の順位変動を冷静に見ながら中団グループでタイヤを温存し、ピットストップのタイミングをうかがうという、確実にポイントを取りに行く作戦だ。





その後も大きなミスもなく順調に周回を重ねる加藤選手であったが、周回を重ねるごとにじわじわとポジションを落とし、ついに7周目では9番手にまで後退。


しかし、ここで大きくレースが動き出す。



レース中盤ともいえる8周目に差し掛かるタイミングで、それまで5番手を走っていたKOSHIDOレーシングが早くもピットイン、さらに続いて加藤選手もピットイン、2台の給油が始まる。


今回のラウンド3では給油にかかる時間が1リットル1秒という、燃費計算が非常に重要なレースだ。



そんななか、先にピットインしたKOSHIDOレーシングとほぼ同じタイミングで給油を終えピットアウトする加藤選手。

給油を少なく抑え、ピットストップを大幅に短縮する作戦を選択した。



これは、レース終盤にガス欠になるリスクを伴う、非常に大胆な戦略だ。


しかし、結論から言うと、この作戦は見事に成功する。

ピット時間を短縮した加藤選手は、この後続いてピットインしていくライバルたちを次々と抜き去り、12周目序盤には3番手にまで浮上!!



しかし、加藤選手にとってはここからが本当の勝負だ。


迫る後続車、 燃料を多く積んでピットアウトしてきた他チームが、ハイペースで猛追をかける。

給油量の少ないERTは無理にアクセルを踏むことが出来ず、加藤選手にとっては苦しい展開だ。


そして遂に12周目後半のヘアピンコーナー、MAZDA SPIRIT RACING に先行を譲り4番手に後退。



レースも終盤、日が完全に落ち、暗闇の戦いとなるなか、ウエインズトヨタ神奈川、EM福岡、日産サティオ佐賀といった強豪チームの猛追を交わし、なんとか4位を死守する加藤選手、ついにファイナルラップへと突入する。



しかし、ファイナルラップに入った時点でマシンの燃料はまさに「ガス欠」寸前。

ここまで猛追を振り切ってきた加藤選手であったが、最後のホームストレートに戻ってきたところでついに燃料が尽き、マシンがスローダウン。


もはや最後の力まで絞り切り、惰性でマシンをゴールラインまで運ぶなか、後ろを走っていたWEINSトヨタ神奈川がゴールライン直前でERTを追い抜く。



そして加藤選手はそのまま5位でチェッカーフラッグを通過!悲願のポイント獲得を達成した。


レース序盤では目立った動きこそ無かったものの、日々の練習で積み重ねた多くのデータから編み出した大胆なピット戦略、それに応えた加藤選手の冷静かつ粘り強い走り、まさにチームで戦っている事を体現したレースであった。



■監督コメント

岡田 衛


予選TA 7位、ハイパースプリント敗北、セミ耐久レース5位というリザルトは、目標としていた結果には及びませんでした。


しかしながら、今回のラウンドはチームワークの向上が見られ、チームとしての収穫が沢山ある1戦でした。


オンライン戦ということで、ドライバー交代などはなく走ってるのは1人ですが、予選担当の中川選手が自ら進んでハイパースプリント担当の廣野選手の練習相手になったり、データ収集量の多いセミ耐久レースはチーム員総出でタイヤや燃費のデータを集め、決勝レース中も加藤選手がミディアムタイヤで戦ってる間に、裏でチーム員がソフトタイヤのライフを確かめるなど、チーム戦ならではの働きを皆が行ってくれたことで得た今回のリザルトでした。


Rd.4はハイパースプリントのみのラウンド、Rd.5はオートサロンのオフライン戦と、一筋縄でいかないレースが続きますが、1戦ごとに進化するEBBRO RACING TEAMの姿を見てもらえるよう頑張りますので、応援宜しくお願い致します。



■ドライバーコメント

中川 隼人

2回のチーム内でのドラフトレースを経て、今回は予選のスーパーラップを担当させていただきました。


今ラウンドの舞台となるマウントパノラマはマツダのマシンと相性が悪く、山を下る区間での挙動が不安定になりやすいのでスーパーラップはかなり緊張しました笑


結果としては7位と見栄えこそは良くありませんが、マツダ勢の中ではトップを取ることができたので最低限の目標は達成することができました!


予選は本戦の1週間前に行われたので予選終了後はハイパースプリントの練習やデータ取りの手伝いをさせていただきました。


結果としてセミ耐久レースを5位で終えることができたので非常に嬉しく思います!


ポイントランキングでは8位とまだまだ下位ですがこの登り調子を維持してもっといい成績を出せるように頑張ります!!

これからも応援のほど、よろしくお願いいたします!



廣野 大弥

ハイパースプリントに出場し、久万田選手と対戦しましたが正直、仕掛けられる範囲ギリギリで着いて行くので精一杯でした。


最終コーナーでの仕掛けに関しては、相手のラインを封じる良い仕掛けが出来ましたが、上手くいなされ加速勝負の末敗北しました。


純粋な走力、仕掛けに対する落ち着き、その後のスリップ対応。

全てで力及ばすでした。


Rd.4まで少し期間が空きます。


この期間でもう一度走りを見直しながら、突き詰めてやっていきます。


加藤選手の走りに救われました。

ありがとう!



加藤 陸

今回はセミ耐久レースを担当させて頂きました。


予選では中川選手が7番手と、我々と同じくコースとマシンの相性が悪いチームの中では最も高い順位で帰ってきてくれたおかげで、決勝で我々がとる戦略だけに集中することが出来ました。


今回の耐久レースでは給油の速度が1L/秒と一番遅い設定になっており、加えて直前で発表された燃料消耗倍率も高い倍率だったため、極力燃費を抑え、給油時間を少なくする戦略をとりました。


結果として戦略は上手く機能し、全車がピットを終えた時点で3番手を走行できましたが、最終ラップにガス欠し、最終的に5番手フィニッシュとなりました。

ガス欠が無ければ4位を獲得出来ていた事を考えると本当に悔しい結果です。


しかしながら、開幕戦、第2戦と決勝レースは下位に沈んでしまっていた中で、今回表彰台も狙える位置を走ることが出来たのはチームとしても1つ自信に繋がるレースでした。


皆様にいい結果をお届けできず申し訳ない気持ちでいっぱいですが、また次戦、今度こそ表彰台の中央の景色をお届けすべく全力を尽くして走ります。


引き続き応援よろしくお願いいたします。




大可明良

今回のラウンドはセミ耐久レースのデータ取りをしながら加藤くんのサポートを行いました。

コースと車の特性、事前情報の給油速度から、タイヤ・燃料どっちがキツイレギュレーションでもトラックポジションを上げていく戦略をとろうと2人で話をしていました。


その中で、燃費走行やタイヤを持たせる練習を行い、決勝レースでは大きくアンダーカットして2ポジションアップの5位でチェッカーを受けることができました。


レース本番は私用のため私は不参加でしたが、他のチームメンバー全員で加藤くんをサポートした結果だと思います。


しかし、一時は表彰台圏内を走行していたことを考えると、満足のいく結果ではなかったと思うので、課題を究明しつつ全員で次戦以降改善していきます。


Rd.3終了時点で総合8位と、まだ下位に位置していますが、残りの2ラウンドで更なるポイントの積み上げができるようチーム一丸となって頑張っていきますので、引き続きERTの応援をよろしくお願いいたします。



さて、JEGT2025 ラウンド3、如何だったでしょうか?

ラウンド1-2の課題から多くを学び、チームとして成長を感じるラウンドとなりました。

これまでの結果と合わせると、現在は23pt獲得で総合8位/10位というポジション。

シーズンは残り2戦、まだまだ上位を狙ってまいります。




さて、次回ラウンド4は11月30日(日)


YouTube JEGT公式にて、オンライン配信のもと行われます。

引き続きEBBRO RACING TEAMの応援を宜しくお願いします!







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