[Report] JEGT2025 RD.Final in Tokyo Auto Salon 2026
- マモル オカダ
- 3 日前
- 読了時間: 11分
更新日:3 日前
オンラインで開催されたRD.4が終了し、年を跨いだ2026年1月11日(日)、JEGT2025シリーズ グランプリシリーズ ラウンドファイナルが東京オートサロン2026にて開催されました。今季新たな体制でJEGTグランプリシリーズに挑んできたEBBRO RACING TEAMにとっても、初年度の集大成となる最終戦です。

EBBRO RACING TEAMは前回RD.4の2位以上の結果を求め、RD.2以来のメンバー全員集合で東京オートサロンの特設会場に乗り込みます。
■予選:スーパーラップ 車両/EBBRO RT Mazda RX VISION GT3 CONCEPT

RD.Finalの予選スーパーラップは、2025年12月11日にオンラインで事前に実施されました。
コースは決勝の「セミ耐久レース」でも使用されるサルト・サーキット。 車両はGr.3車両という事でEBBRO RT Mazda RX-VISION GT3 CONCEPTを使用。
ドライバーは廣野 大弥選手が担当します。
暗い時間帯、長いコース、そして乾き始めた路面でインターミディエイトタイヤを使用義務とされた予選で、廣野選手は7番手タイムを記録します。

廣野選手にとっては纏め切れず悔しい予選となりましたが、決勝レースでのパフォーマンスに優れるMazda RX-VISIONの性能をもってすれば逆転の可能性もある位置で、決勝の日を迎えることとなりました。
■決勝:ハイパースプリント 車両/EBBRO RT Dallara SF23

迎えたRD.Final決勝日。まずは負けたら終わりのトーナメント形式「ハイパースプリント」。
RD.Finalでは10チーム5対戦1回ずつの対戦で行われ、EBBRO RACING TEAMの対戦相手は同ポイントで最終戦を迎えるMAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE。
ハイパースプリントはRD.4でも高いパフォーマンスを発揮した中川選手が担当します。
RD.4から引き続きABS禁止というレギュレーションで、緊張感の高まるオフライン戦。
大きな重圧が中川選手に降りかかりますが、2周目に突入するストレートでMAZDA SPIRIT RACINGを追い抜くと、そのまま先行逃げ切りを達成し勝利! 貴重な勝ち点となる5ptsを加算し、ウエインズトヨタ神奈川がハイパースプリントで敗れた為、セミ耐久レースを前にランキングを4位に浮上させる結果をもたらしました。

◆セミ耐久レース決勝 車両/EBBRO RT Mazda RX VISION GT3 CONCEPT

JEGTグランプリシリーズ2025最後のレース、RD.Finalセミ耐久レース。
途中でピットイン、ドライバーチェンジが必要となるサルト・サーキット9周のレースフォーマットで、ファーストドライバーは大可選手が担当します。
スタートから小雨が降り、路面はハーフウェット状態というシチュエーションながら、出走する10台は全てレーシング・ハードタイヤ(晴れ用)を選択。
徐々に晴れ間が見え路面が乾いてくることを見越しての選択です。

濡れた路面にドライタイヤを選択したためスピンしてしまう車両もいる中、大可選手のEBBRO RT Mazda RX-VISION GT3 CONCEPTはスタートからポジションをキープ。
3周目には105号車を捕えて6番手に上がります。
ここで後半スティントを担当予定の加藤選手が大可選手にピットインの指示を出します。 隊列が出来ている中バトルで順位を上げるのではなく、早めのピットインで空いた場所を走りポジションを上げる作戦です。

3周目終わりにEBBRO RT Mazda RX-VISION GT3はピットインし、チームのエース・加藤選手にドライバーチェンジ。 大半の車両は5周目に一斉にピットインし、この集団がコースに復帰したタイミングで加藤選手は4番手にポジションをジャンプアップ! 7周目には激しいバトルを制して3番手に浮上します。 更には、タイヤ無交換作戦を採った105号車と暫定トップを走っていた52号車が激しくバトルを繰り広げた影響で加藤選手が追い付き、8周目には一気にトップへ!

9周目・ファイナルラップに入ると、2番手の52号車との争いがより白熱します。 これを制すれば今季初優勝目前…という中で、52号車がドライブミスにより加藤選手と接触! コースアウトを喫したEBBRO RT Mazda RX-VISION GT3はすぐに復帰するも、一気に5番手まで後退してしまいます。
最終的にはシケインカットのペナルティ1秒も加算されての6位フィニッシュ。
目の前に捕えたかに思えた優勝は、するりと手から零れ落ちてしまう結果となりました。

最終的なシリーズランキングは6位となります。
しかしながら、年間を通じてステップアップを果たしたEBBRO RACING TEAMは、RD.Finalで優勝を争う所まで成長したことを証明する走りを見せ、来季への期待が高まるレースをすることができました。
■監督コメント

岡田 衛
Rd.4で大量ポイントを獲得したことで、最終戦は賞金獲得対象の年間ランキング5位以内を目標に取り組みました。
予選の廣野選手は、アタックラップの終盤セクションで攻めきれず7番手に甘んじましたが、トラックリミットが厳しいコースでちゃんとタイムを残し次につなげてくれました。
中川選手のハイパースプリントは100点のバトルを演じてくれたと思います。
なかなか東京エクスプレスウェイコースで相手を引き離すバトルをするのは至難の業ですが、本番でやってのけ貴重な5ptsを獲得してくれました。
セミ耐久レースは、スタート担当の大可選手には厳しいシチュエーションを強いられましたが、無事に後半の加藤選手に繋いだことでRd.2のリベンジはまず果たせたのかなと思います。
後半担当の加藤選手には、今回走りの面だけでなく無線や作戦のオペレーションも行ってもらい、唯一のアンダーカット作戦を選んだのも加藤選手の判断です。
ステアリングを握ってからも、彼の走りや役割には文句を付け難いパフォーマンスを見せてくれましたが、それが最後の結果には繋がらなかったのが残念ですし、それもまたレースなんだと思わされた最終戦でした。
最後に沢山応援コメント頂いたファンの皆様、スポンサー・サポート企業の皆様、ラナエンタテインメントの皆様に1年間の感謝申し上げます。
ありがとうございました!
■ドライバーコメント

廣野 大弥:予選スーパーラップ担当
今回は予選スーパーラップを担当しました。
夜の暗い中、雨の降る難しいコンディションでの戦いでしたが、ある程度にはまとめる事が出来ていた…と思っています。最後に、0.2秒差圏内で纏めていた同車種のMAZDA TC CORSEさんに最終セクターのみで0.6秒離され、7番手。詰めの甘さと攻める勇気の弱さを実感しました。
セミ耐久では大可選手、加藤選手が予選の位置を取り返す走りをしてくだり、チームのメンバーに助けられる形になりました。レース結果は残念なものになりましたが、このチームでまだ上を目指すことが出来る1つの自信になりました。来シーズンにこの忘れ物は取り返しに帰ってきます!!
思い返せばチームの雰囲気が最悪だった開幕戦、第2戦から上り調子でFINALへ。これまで話もしたことが無いメンバーだった状態からスタートしました。どのように本番までに仕上げていくのか…という所から考え、強くなってきました。
本番開幕戦での「負けた悔し涙」が、最終戦の「勝てなかった悔し涙」に変わった時、絶対にもっと上でチャンピオンを争えるチームになれる。と実感しました。今シーズンのご声援、ご支援ありがとうございました。来シーズンもEBBRO RACING TEAMへのご声援よろしくお願いいたします。もっともっと頑張って、もっともっともっともっと良いシーズンにします!!!

中川 隼人:ハイパースプリント担当
今回も私はハイパースプリントを担当しました。
対戦相手がランキングで同ポイントのMAZDA SPIRIT RACING with TC CORSEということで絶対に負けられない一戦でした。レースの内容としては、コース的に後ろに陣取るのが有利になりがちなコースであえて前に行く戦略を取りました。結果的にこの作戦が大成功して完璧な逃げ切り勝利をすることができました!!!!貴重な5ポイントを獲得して、セミ耐久組にバトンを渡すことができました!
セミ耐久レースでは大可選手が第1スティントで堅実な走りでポジションを上げて前方の集団にアンダーカットを仕掛ける戦略でピットイン後は加藤選手が笑っちゃうぐらいものすごく良いペースで前を追い上げて最終ラップに入る頃にはトップになっていました!
レース時間で考えると残り1分まで1位...しかしレースは残酷で1つの出来事で6位まで下がってしまいました。ハイパースプリントの練習をずっとしていたため、正直レースにあまり関与できていない自分でも今までの人生で1番悔しかったです。ですが開幕戦の状況だとおそらく6位でも喜んでいたかもしれません!
そんな状況から優勝を狙える強いチームまでチームメイトと一緒に成長できたことがすごく嬉しかったです。
様々な企画を通してファンになっていただいた方が現地でたくさん声をかけてくださって非常に嬉しかったです!このチームで今シーズン戦えてよかったと心の底から思いました!お土産もたくさんありがとうございました笑
短い半年のシーズンでしたが、たくさんの応援ありがとうございました!!!より強くなってまた帰ってきます。

大可 明良:セミ耐久前半スティント担当
今回はセミ耐久レースの第1スティントを担当しました。
前ラウンドで2位、決勝レース直前のハイパースプリントでは中川選手が勝利し、いい流れを維持したままレースを迎えました。スタートコンディションは小雨で全車スリックタイヤ、混戦になることは予想していたので無事故で第2スティントの加藤選手にバトンを繋ぐことを意識して走行しました。
3周目終わり、1ポジションアップで加藤選手と交代。残りの周回で加藤選手が素晴らしいレースをしてくれ、一時トップになるも最終ラップのトップ争いで接触を受け後退。6位フィニッシュ、シーズンランキングも6位となりました。
今回のラウンドでの個人的な課題は、難しいコンディションの中で車の性能を出し切れなかったことです。マージンをとりすぎた結果、前走車とやや距離が空き1ポジションアップにとどまってしまいました。勝負できるポイントはいくつもあるコースだったので、もう少し順位を上げて加藤くんへバトンを渡したかったです。またどこかで、強くなった姿を見せられるよう、これからもしっかり練習していきます。
シーズンを通してEBBRO RACING TEAMは確実に強くなり、Rd.4、Rd.ファイナルでは優勝まであと一歩のところまで迫ることができました。このような貴重な経験ができたのも、チーム関係者の皆様、ファンの皆様、チームメイト、ライバルチームの皆様、大会運営に携わっていただいた皆様のお陰です。
2025シーズンお疲れ様でした!本当にありがとうございました!!

加藤 陸:セミ耐久後半スティント担当
今回はセミ耐久レースの第2スティントを担当させて頂きました。
予選は7番手と少し難しい位置からのスタートになりましたが、雨混じりの非常に難しいコンディションの中第1スティントの大可選手が上手く前の集団について行ってくれた事で戦略の幅も広がり、アンダーカット戦略を選択することが出来ました。
私にドライバー交代した後はペースも良く、展開にも恵まれ、最終ラップをトップで通過するも接触を受ける形となり結果としては6番手フィニッシュとなりました。
私自身の昨シーズン、そして開幕2戦の反省も踏まえ、シリーズ後半に向けて非常に上り調子でレースを戦えたのはかなり自信に繋がりましたが、だからこそ最後に優勝を勝ち取ってファンの皆様に恩返しが出来ず、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。本当に申し訳ありませんでした。
今年もまたこうして東京オートサロンの舞台でシーズン最終戦を迎えられて、私自身として初めてオートサロンの場でレースをすることができ、本当に楽しかったです。また、今年も沢山のファンの皆様に会場に足を運んでいただきまして、昨年に比べても本当に多くの方にお声がけを頂きました。毎戦のファンの皆様の応援が励みになっています。本当にいつもありがとうございます。
来年こそは皆様に優勝をお届け出来るように全力を尽くしますので、引き続きサポート頂けますと幸いです。
改めまして、スポンサー様、運営の皆様、チーム関係者、そして何より普段から応援してくださいますファンの皆様、この半年間本当にありがとうございました!

これでJEGT2025シーズン全ての戦いが終了しました。
最終戦の東京オートサロン会場へお越しいただいた皆様、そして年間を通じて応援頂きました皆様 ありがとうございました!
チーム一同、レース後は言葉を交わせない程悔しい展開となった最終戦ですが、この経験が必ず次のレースの糧になります。
グランプリシリーズ残留という結果を残した為、EBBRO RACING TEAMは来季JEGT 2026もグランプリシリーズでの参戦を予定しております。
また、JEGTが開幕する前にも、EBBRO RACING TEAMはイベントの主催、レースへの参加と活動を継続して参ります。
引き続き、EBBRO RACING TEAMへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!


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